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『修理する権利』
¥4,400
■ 内容 なぜスマホのバッテリーはすぐ交換できないのか? 短い保証期間、高額な修理費用、交換のできない部品……わたしたちは修理することからますます遠ざけられている。「壊れたら買い替え」へ消費者を駆り立てる資本主義社会には、修理を阻む巧妙なカラクリが隠されていた。そうしたなか、いま米国やヨーロッパで「修理する権利」運動が巻き起こっている。その現状を縦横無尽に分析した決定的入門書。 ■ 目次 謝辞 第1章 はじめに 第2章 なぜ修理は重要なのか 修理の経済的効用 修理が環境に及ぼす効果 修理の社会的メリット 第3章 修理の歴史 修理の起源 工業化と互換性 陳腐化の発明 家主と修理法 第4章 修理を阻む戦略 設計と修理可能性 行動を規制する 修理を阻む障壁を設計する 市場の制約 消費者規範 第5章 修理と知的財産 著作権 実用特許 意匠(デザイン) 商標 営業秘密 修理と〝進歩〞 第6章 修理と競争 アメリカの反トラスト法の基礎 イーストマン・コダックとアフターマーケットの競争 修理市場に対する反トラスト法理論 反トラスト法執行のハードル ヨーロッパの競争法 第7章 修理と消費者保護 消費者の修理に対する認識 不公正かつ欺瞞的行為 保証 消費者を計画的陳腐化から守る 第8章 修理を再構築する 修理を決断する要因 法を改正する 市場を変える 設計を変える 規範を変える 修理する権利運動 エピローグ 原注 解題 修理する権利、あるいは私たちの生を取り戻すための抵抗運動(吉田健彦) 索引 ■ 概要 『修理する権利 使いつづける自由へ』 著者:アーロン・パーザナウスキー 翻訳:西村伸泰 発行:青土社 価格:4,400円+税 ISBN:978-4-7917-7695-5 [著者]アーロン・パーザナウスキー(Aaron Perzanowski) ケニオン大学卒業後、カリフォルニア大学バークレー校法科大学院を修了。現在はミシガン大学教授として著作権や商標、財産法などについて教鞭をとる。専門はデジタル経済圏における知的財産法や物権法について。これまでの著作として『所有の終焉(The End of Ownership)』や、共編著『法なきクリエイティビティ(Creativity without Law)』がある。 [訳者]西村伸泰(にしむら・のぶやす) 法政大学法学部卒。雑誌記者、広告プランナーを経て翻訳業に従事。
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『複数性のエコロジー』
¥2,600
■ 内容 モダニティの終焉からエコロジカルな時代へ 地震、原発問題、無差別殺人、自殺……現在、われわれが感じるこの「生きづらさ」とはなんなのか? 「エコロジー」概念を刷新し世界的な注目を集める思想家ティモシー・モートンは、現代人の生きる空間そのものが「うつの空間」と化しているという。都市空間の「荒廃」を問い続け、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館展示にもかかわるなど精力的な活動を続ける著者が、モートンと直接に対話しながら辿り着いた、自分への配慮と、ヒト・モノを含む他者との結びつきの環境哲学。……「人間が、人間だけで生きていることのできていた時代が終わろうとしている」。 ※巻末には日本初公開となるティモシー・モートンのインタビューを収録。 ■ 目次 序章 第1章 アンビエント・エコロジーへ 第2章 荒廃のエコロジー 第3章 「もの」のエコロジー 第4章 幕張ダークエコロジー 第5章 死んでゆく世界と一緒にいること 第6章 内的空間へ 終章 ティモシー・モートン・インタビュー2016 注解 謝辞 ■ 概要 『複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学』 四六判、上製カバー装、320頁 著者:篠原雅武 発行:以文社 価格:本体2,600円+税 ISBN:978-4-7531-0335-5 [著者]篠原雅武(しのはら まさたけ) 1975年生。社会哲学、環境学専攻。1999年京都大学総合人間学部卒業。2007年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。 著書:『空間のために 遍在化するスラム的世界のなかで』(以文社、2011年) 『全-生活論 転形期の公共空間』(以文社、2012年) 『複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学』(以文社、2016年) 『人新世の哲学』(人文書院、2018年)など。
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『家出してカルト映画が観られるようになった』
¥1,700
SOLD OUT
■ 内容 伊藤亜紗さん推薦! 「潔癖症なのに約30カ国を旅し、27歳でようやく大学受験。「リスク回避」「コスパ重視」の社会が到来する前の時代、まだ若かった先生は、敷かれたレールをひたむきに踏み外していた。北村さんは、最後の「変な大人」なのかもしれない」 日本経済新聞「プロムナード」の大好評連載に書き下ろしを加えて書籍化。 『椎名林檎論』などが話題を呼んだ映画研究者の初エッセイ集! 「ここにおさめられたエッセイには、個人の人生の息苦しさと規範から逸れてゆく解放感、日常の些細なシーンにおける疑問や葛藤、そして怒りや歓び、あるいは非日常の時間に遭遇した、かけがえのない経験が記されている。社会が決める正しいルートなどない。多くの人が、他人にではなく、自分自身の人生を豊かに感じられる道を歩んでほしい、そういう願いが込められているように思う」(著者あとがきより) ■ 目次 ネコになる/アルバイト/鳥体験/僕が旅に出る理由/倍速視聴される人/靴下のこと/無駄な雑談と移動/レールを踏み外す/サンタクロースは誰だ/本との付き合い方/研究室という空間/テレビゲームと利他/トゲのない世界/推しの氾濫/恩師の忘れられない姿/安全な遊びと学び/メディアのマナー/怒りを飼いならせ/サバイブする文字/大人になること/アンコールワットの片隅で/消えゆく自然の遊具/僕の家族のこと/映画館の暗闇/手書きの温もり/子供の豊かな想像力/空き地と土管/怒れるタクシー運転手/ピンクとメイク/99というナンバー/ボリビアの高地で/手放す勇気/息子と遊ぶ/食べること/学生たちの襲来/あたしのからだ/大学教員の生活/首タオル/レンタルビデオ屋/テレビドラマの食卓/タバコアレルギー/人の温もり/旅先の少女たち/最後の花火が終わったら/家出してカルト映画が観られるようになった/最愛のカートへ/ヒーローになりたい/引っ越し人生/変な人たち/出会い直すこと/偶然性を生きる/あとがき ■ 概要 『家出してカルト映画が観られるようになった』 四六判、並製、216ページ 著者:北村匡平 発行:書肆侃侃房 価格:本体1,700円+税 ISBN:978-4-86385-669-1 [著者]北村匡平(きたむら・きょうへい) 1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京科学大学准教授。専門は映像文化論、社会学、メディア論、表象文化論。著作に『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房)、『24フレームの映画学 映像表現を解体する』(晃洋書房)、『椎名林檎論 乱調の音楽』(文藝春秋)、『遊びと利他』(集英社新書)などがある。
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『性/生をめぐる闘争』
¥3,800
■ 内容 熾烈なバックラッシュの背景に何があるのか。台韓における性的マイノリティの運動史を辿り、その達成をフェミニズムとの交差とともに歴史化。冷戦という観点から両国の比較を超えた視野を提示する、クィア・スタディーズの到達点。 ■ 目次 プロローグ 序論 1 はじめに 2 先行研究の検討 3 問い 4 対象と方法 5 構成 6 用語と翻訳 第一部 〈包摂〉をめぐる闘争 第一部 はじめに 第1章 台湾Ⅰ――「ゲイフレンドリーな軍隊」の誕生 1 冷戦と徴兵制 2 軍事主義とジェンダー政治 3 メンバーシップ 4 「合理的配慮」としてのトランスジェンダーの排除? 5 「ゲイフレンドリーな軍隊」の誕生 6 小括 第2章 韓国Ⅰ――「従軍する権利」を求めて 1 国家の軍事化と徴兵制の定着 2 軍事化された男性性とホモソーシャルな社会 3 メンバーシップ 4 「真のトランスジェンダー」とはだれか? 5 「従軍する権利」を求めて 6 小括 第一部 まとめ 第二部 〈解放〉をめぐる闘争 第二部 はじめに 第3章 台湾Ⅱ――「革命いまだ成らず、同志たちよ努力せよ!」 1 はじめに 2 他者の言語、当事者の言語 3 同志運動の興隆と公共空間をめぐる闘争 4 「LGBTフレンドリーな台北」の形成 5 小括 第4章 韓国Ⅱ――「いつか訪れる解放」のために 1 はじめに 2 「変態性欲」から「人権」へ 3 ソウル市児童生徒人権条例――性的マイノリティ運動と生徒人権運動の共闘 4 ソウルクィアパレードの挑戦――「自由で安全なソウル」を求めて 5 小括 第二部 まとめ 第三部 〈権利〉をめぐる闘争 第三部 はじめに 第5章 台湾Ⅲ――「毀家・廃婚」から「婚姻平等」へ 1 はじめに 2 「ジェンダー平等」と婚姻平等 2-1 同性婚法制化をめぐる歴史 2-2 ジェンダー主流化のパラダイム・シフト 2-3 性的マイノリティ運動と民進党の同盟関係 3 「毀家・廃婚」から「婚姻平等」へ 3-1 プロテスタント右派と保守の市民連帯 3-2 「毀家・廃婚」から「婚姻平等」へ 4 小括 第6章 韓国Ⅲ――憎悪の動員と差別禁止法の挫折 1 はじめに 2 フェミニズム、ジェンダー主流化、保守回帰 2-1 民主化と女性運動の発展 2-2 ジェンダー主流化と保守回帰 2-3 「女性優先フェミニズム」とトランス嫌悪言説 3 国家人権委員会の挑戦とバックラッシュの台頭 3-1 国家人権委員会と差別禁止法の推進と挫折 3-2 プロテスタント右派の組織化と憎悪の動員 4 小括 第三部 まとめ 終論 1 性/生をめぐる闘争 2 補論――東アジアと複数形のホモナショナリズム あとがき 謝辞 初出一覧 参考文献 図表一覧 索引 ■ 概要 『性/生をめぐる闘争 台湾と韓国における性的マイノリティの運動と政治』 四六判、464頁 著者:福永玄弥 発行:明石書店 価格:本体3,800円+税 ISBN:978-4-7503-5868-0 [著者]福永玄弥(ふくなが・げんや) 1983年大阪府生まれ。2005年慶應義塾大学総合政策学部卒業、会社員を経て、2022年に東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、東京大学教養学部附属教養教育高度化機構D&I部門で准教授を務めるほか、都留文科大学で非常勤講師として勤務。専門はフェミニズム・クィア研究、社会学、地域研究(東アジア)。 論考に「男たちの帝国と東アジア」(『エトセトラ vol.10』)、「失敗の留学ノート、あるいは『流氓』をめぐる覚え書き」(『現代思想 2024年11月臨時増刊号』)など。
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『ヴァレリー-芸術と身体の哲学』
¥1,540
⬛︎内容 習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。 膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは? ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。 著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。解説・細馬宏通。 ⬛︎目次 1 作品 第一章 装置としての作品 第二章 装置を作る 2 時間 第一章 形式としての「現在」 第二章 抵抗としての「持続」――注意をめぐって 第三章 行為の法則化――リズムをめぐって 3 身体 第一章 《主観的》な感覚 第二章 生理学 ■ 概要 『ヴァレリー-芸術と身体の哲学』 著者:伊藤 亜紗 発行:講談社 価格:1,400円+税 ISBN:978-4-06-522382-6 [著者]伊藤 亜紗(イトウ アサ) 東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。専門は美学、現代アート。 現在、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。リベラルアーツ研究教育院准教授。 主な著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮新書)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)などがある。
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『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』
¥3,300
⬛︎内容 読者を開放せよ! 読者に身体を与えよ! 身体の未知なる機能を開拓せよ! 詩を使って身体を解剖し、機能を開拓する——20世紀最大の詩人ポール・ヴァレリーが夢見た「純粋性」とは何だったのか。『カイエ』等の膨大な断片から、作品論、時間論、身体論を再構成する作業を通じて、その謎に迫る。気鋭の研究者による画期的なヴァレリー論。 《しかし、われわれはあまりにも、ヴァレリーを「書くこと」に閉じ込めすぎたのではないか。(……)作品が社会に流通して読者のもとにとどくという事実にヴァレリーはきわめて自覚的であったし、この事実について思考をめぐらした結果、みずからの創造性を、この創造以降のプロセスに賭けていたようにさえ見える。別の言い方をすれば、ヴァレリーの創造行為は、書くという狭義の創造が終わったあとの過程をも含むと考えるべきではないのか。もちろんそれは作者の手のおよばない領域だ。しかし、手がおよばないからこそ可能であるような創造もあるのではないか。ヴァレリーの「もうひとつのプロジェクト」とは、そのような創造後の創造に関わるものだ。》(本文より) ⬛︎目次 序 創造後の創造 Ⅰ 作品 第一章 装置としての作品 第二章 装置を作る Ⅱ 時間 第一章 形式としての「現在」 第二章 抵抗としての「持続」——注意をめぐって 第三章 行為の法則化——リズムをめぐって Ⅲ 身体 第一章 《主観的》な感覚 第二章 生理学 結 注 おわりに——ひとつの夢を本気で見ること ⬛︎概要 『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』 著者:伊藤亜紗 発行:水声社 定価:3000円+税 ISBN:978-4-89176-926-0 四六判上製/280頁 装幀=前田晃伸
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『エスニック空間の社会学』
¥4,840
⬛︎内容 エスニックな観光地「新大久保」の出現は、居住空間としての大久保地域をいかに変容させたのか。定住を要件とする従来の多文化共生論や地域社会像を批判し、住民だけでない多様な人々の共在から成るプロセスとしての、新たな地域社会概念を提起する。 * 日韓両言語のネイティブだからこそできた、韓国出身者へのインタビュー調査も多数掲載されており、資料的価値にも富む。 * 多文化共生の現場として知られる大久保地域と「新大久保」について、観光地化以降の状況を総体的に把握するための研究成果となっている。 ⬛︎目次 まえがき 二〇二三年の夏、「新大久保」を歩く 序章 「新大久保」の出現は何をもたらしたのか 1 「新大久保」出現後の大久保地域 2 大久保地域や「新大久保」はどのように捉えられてきたのか 3 研究課題の設定 4 本書の構成 第1章 移動の時代に「共在」を問う 1 移民/エスニック・コミュニティの形成・発展としての捉え方 2 外国人集住地域における「多文化共生」としての捉え方 3 分析枠組みの設定 第2章 大久保地域と「新大久保」の置かれた文脈 1 日本の外国人政策と地域社会 2 エスニック・コミュニティ/タウンの観光地化 3 新宿・大久保地域の概観 4 調査方法 第3章 居住・生活上のエスニック空間の形成 1 ニューカマー外国人の集住と「多文化共生」の問題化 2 エスニック・コミュニティの形成 3 居住を軸とする秩序の強固さ 4 小括:居住を軸とする生活上の「異質共存」 第4章 観光地「新大久保」の誕生 1 二〇〇〇年代以降の大久保地域の変化 2 韓国系ビジネスの性質変容 3 観光地「新大久保」の特徴 4 小括:重層的なレイヤーとして出現する観光地「新大久保」 第5章 重層的なエスニック空間の危機と変容 1 「新大久保」の衰退と再活性化 2 観光地「新大久保」の維持・管理の企図 3 ビジネスを介した秩序形成の試み 4 小括:社会関係の重層構造とその変容に見る「地域社会」の再編 終章 編み直され続ける「地域社会」 1 エスニックな観光地「新大久保」の成立・展開と「地域社会」 2 動態的な秩序形成過程としての「地域社会」という可能性 3 移民・エスニシティ研究と都市社会学の交差点 4 課題と今後の展望 注 あとがき 文献一覧/事項索引/人名索引 装幀=加藤賢一 ■ 概要 『エスニック空間の社会学』 著者:申 惠媛(シン ヒェウォン) 発行:新曜社 価格:4,400円+税 ISBN:978-4-7885-1832-2 [著者プロフィール] 宇都宮大学 国際学部 国際学科 助教
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『クィア・アクティビズム』
¥1,980
⬛︎内容 「LGBT」「多様性」理解のその先へ―― これからの時代のジェンダー/セクシュアリティを 考えるための新教養、超入門編 女性や性的マイノリティは歴史の中でいかに闘い、どのような困難に直面したのか。想定されていなかった様々な“差異”に出会った時、そこに新たな連帯の可能性の領野が広がる―― あらゆる境界線を疑い、多様な性/生の在り方を問い直す ⬛︎目次 第1章 アメリカ独立宣言とリベラル・フェミニズム 第2章 1960 年代のアメリカと性革命 第3章 ラディカル・フェミニズムとレズビアン・フェミニズムの勃興 第4章 病気としての同性愛から抵抗へ 第5章 アイデンティティとプライド 第6章 エイズの流行 第7章 エイズ・アクティビズム 第8章 クィア・スタディーズの理論とその背景 第9章 同性婚と軍隊 第10章 性別を越境する ■ 概要 『クィア・アクティビズム』 著者:新ヶ江 章友 発行:花伝舎 価格:1,800 円+税 ISBN:978-4-7634-2002-2 [著者プロフィール] 新ヶ江 章友(しんがえ・あきとも) 1975年生まれ。筑波大学大学院人文社会科学研究科修了、博士(学術)。 カリフォルニア大学バークレー校人類学部客員研究員、エイズ予防財団リサーチ・レジデント、名古屋市立大学男女共同参画推進センター特任助教を経て、現在、大阪市立大学大学院都市経営研究科/人権問題研究センター教授。 著書として、『日本の「ゲイ」とエイズ-コミュニティ・国家・アイデンティティ』(青弓社、2013年)。