1/1

『サバルタンは語ることができるか』G・C・スピヴァク(上村忠男訳)

¥2,700 税込

なら 手数料無料の 翌月払いでOK

別途送料がかかります。送料を確認する

■内容
従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか。フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の傑作である。

1976年にデリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行して一躍脚光を浴びて以来、スピヴァクはデリダとマルクスの方法を主たる武器にして、フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差する地点に定位しつつ、現代世界における権力と知識の地政学的布置関係に果敢な介入をくわだててきた。本書は著者の代表作であり、ポストコロニアル批評の到達地平をしめす問題提起の書。


■目次
サバルタンは語ることができるか

原注
訳者あとがき


■書誌情報
『サバルタンは語ることができるか』
四六判、152ページ
著者:G・C・スピヴァク(上村忠男訳)
発行:みすず書房
価格:本体2,700円+税
ISBN:978-4-622-05031-5


■著者プロフィール(本書刊行時のものです。)
G・C・スピヴァク(Gayatri Chakravorty Spivak)
1942年、インド西ベンガルのカルカッタに生まれる。カルカッタ大学卒業後、1961年にアメリカ合衆国に留学、ポール・ド・マンの指導のもと、コーネル大学でW.B.イエイツにかんする博士論文を完成させる。現在、コロンビア大学アヴァロン財団人文学教授。1976年にジャック・デリダの『グラマトロジーについて』の英訳を刊行して脚光をあびて以来、フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差する地点に定位しつつ活躍をつづけている批評家である。著書にIn Other Worlds: Essays in Cultural Politics(1987)、Outside in the Teaching Machine(1993)、A Critique of Postcolomial Reason: Touard A History of the Vanishing Present(1999)などがある。

上村忠男(うえむら・ただお)
1941年兵庫県尼崎市に生まれる。1968年、東京大学大学院社会学研究科(国際関係論)修士課程修了。現在東京外国語大学大学院地域文化研究科教授。著書『ヴィーコの懐疑』(みすず書房、1988)『クリオの手紙』(平凡社、1989)『歴史家と母たち』(未來社、1994)『ヘテロトピアの思考』(未來社、1996)『ヴァロック人ヴィーコ』(みすず書房、1998)。訳書 C。ギンズブルグ『夜の合戦』(みすず書房、1986)ヴィーコ『学問の方法』(共訳、岩波文庫1987)U。エーコ『完全言語の探求』(共訳、平凡社、1995)J。メールマン『革命と反復』(共訳、太田出版、1996)ほか多数。

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥2,700 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品