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■内容
世界的建築家の代表作がついに!英語版より選り抜いた論考にその後の主要作を加えた日本版オリジナル編集。彼の思索のエッセンスが詰まった一冊。
’70年代末、『錯乱のニューヨーク』で建築界の寵児となった鬼才コールハース。以来、建築家として一作ごとにセンセーションを巻き起こしてきた彼がブルース・マウと組んで’95年に刊行した『S,M,L,XL』は、1300ページを超える途方もないヴォリューム、圧倒的なヴィジュアルとあいまって、たちまち伝説の書となった。その『S,M,L,XL』の核となっているテクストをセレクト、あわせて「ジャンクスペース」などその後の問題作10篇を収録する。世界の都市の変化の最前線を深い洞察力でとらえたその思想の核心を凝縮、現代都市論/建築論にまったく新しい次元を開く衝撃の書。
■目次
問題提起(ジェネリック・シティ
都市計画に何があったのか? ほか)
ストーリー(白いシート(ある夢)
ソビエト宮殿―ベッドタイム・ストーリー「仮想建築」 ほか)
都市(ユートピアの駅
実地調査の旅―(最初で最後の…)AA調査報告 ほか)
カデンツァ(ジャンクスペース)
■書誌情報
『S,M,L,XL+ 現代都市をめぐるエッセイ』
文庫判、386ページ
著者:レム・コールハース(太田佳代子・渡辺佐智江訳)
発行:筑摩書房
価格:本体1,400円+税
ISBN:978-4-480-09667-8
■著者プロフィール
レム・コールハース( こーるはーす,れむ )
1944年ロッテルダム生まれ。幼少期をインドネシアで過ごす。脚本家・ジャーナリストとして働いた後ロンドンのAAスクールで建築を学ぶ。75年OMA (Office for Metropolitan Architecture)を設立。78年『錯乱のニューヨーク』で建築実作前に華々しくデビュー。95年『S,M,L,XL』を刊行。常に次世代を見据えた発想で、建築界にとどまらぬ活躍を続けている。ハーバード大学教授。日本建築学会賞、プリツカー賞、世界文化賞、ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞受賞。
渡辺佐智江( わたなべ・さちえ )
翻訳家。『グールド魚類画帖』『ゴーレム100』『四十日』など。
太田佳代子( おおた・かよこ)
建築キュレーター・編集者。『プロジェクト・ジャパン』など。
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