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『「心のない人」は、どうやって人の心を理解しているか 自閉スペクトラム症者の生活史』横道誠

¥2,000 税込

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■内容
〈「心がない」ってどういうこと?〉

●「自閉スペクトラム症の当事者はマンガ、小説、アニメ、映画、テレビドラマ、音楽などから〝人の心〟を理解しようとしているのではないか?」

●その仮説をもとに、さまざまな生い立ちを抱える当事者7人に、自身も当事者である著者が共感を込めてインタビュー。かれらが夢中になったマンガ、小説、アニメ、映画、テレビドラマ、ポップミュージックは、どのようなものだったのか。

●インタビューから見えてくる「それぞれの生きづらさ」。そして〝心〟の不思議が浮かび上がる、当事者の生活史にして昭和平成令和サブカル絵巻。

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 ▶ぼく自身の人生を振りかえってみると、創作物から学んだことが非常に多いと感じるんだ。それこそ人の心の秘密も、多くを本から学んだ。

 ▷自閉スペクトラム症者は非言語的コミュニケーションが不得意だって、よく言われるよね。

 ▶実際ぼくは日常生活で人の心がわからなくて困惑し、その秘密をひもとくために文学作品に親しむようになったんだ。それで、ほかの「発達仲間」の場合はどうかなって思ったんだ。


■目次
はじめに
序章
第1章 HOTASさん
第2章 まるむしさん
第3章 ナナトエリさん
第4章 ヨシさん
第5章 ぽん子さん
第6章 八坂さん
第7章 リナさん
終章 終章
おわりに


■書誌情報
『「心のない人」は、どうやって人の心を理解しているか 自閉スペクトラム症者の生活史』
四六判、並製、252ページ
著者:横道誠
発行:亜紀書房
価格:本体2,000円+税
ISBN:978-4-7505-1853-4


■著者プロフィール
横道誠(ヨコミチ・マコト)
京都府立大学文学部准教授。文学博士。専門は文学・当事者研究。1979年、大阪府生まれ。40歳で自閉スペクトラム症、ADHDと診断され、発達障害者などのための自助グループ活動を精力的におこなうようになり、その経験をもとに多数の著作を発表している。
単著に『みんな水の中』(医学書院)、『イスタンブールで青に溺れる』(文藝春秋)、『創作者の体感世界』(光文社新書)など、共著に『当事者対決! 心と体でケンカする』(世界思想社)など、編著に『ニューロマイノリティ』(北大路書房)などがある。

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